3月28日の深夜に【iOS10.3】が配信されました。
このアップデートには、ポップアップ詐欺の脆弱性に対する強化や、セキュリティの強化が含まれる為、早めのアップデートが推奨されます。
iPhoneをお持ちの方は、欠かさずにアップデートしましょう。
必ずバックアップを取って実施すること
今回のアップデートでは、新しいファイルシステムが導入されるため、必ずバックアップを取ってからアップデートするようにしましょう。
現状のiOSで使われているファイルシステムは「HFS+」という1998年頃から採用されてきた旧世代のシステムとなっており、今回導入される「APFS」では、フラッシュメモリストレージのアクセス速度や暗号化のセキュリティ面が大きく向上されています。
今後のiOSやMacOSで搭載される次世代のファイルシステムとなるので、大型化するフラッシュストレージの安定性や処理速度の向上に最適化されたシステムとなっています。
その他の変更点
iOS10.3では、以下の機能が実装されます。
- iPhoneを探すから「AirPodsを探す」が追加
- AppleIDの項目に「iCloud,iTunesとAppStore,ファミリー共有」が統合
- Siriを使って支払い用Appを使用できる
- CarPlay機能の拡張
メイン機能としては、AirPods紛失時に「AirPodsを探す」でマップから検索できることや、音を鳴らして場所を特定することができる点。
あとは、「設定」から見られるAppleIDの中に、「iCloud,iTunesとAppStore,ファミリー共有」が統合されている点でしょう。
僕個人としては、AirPodsの紛失が怖かったので、この機能はありがたいです♪
早くも、アプリの起動速度やレスポンスが向上したとの報告も!
あと、これはツイッター情報になりますが、iOS10.3にアップデートしてから各アプリの起動速度が早くなったり、動作がもっさりしていたツイッター等のアプリのレスポンスが向上したとの話も挙がってきています。
新しいファイルシステムに動作の安定と最適化が含まれているので、その影響が早くも出てきているのかもしれませんね。
今のところは不具合の報告も挙がってきていないので、安心してアップデートできそうです。
PCでバックアップを取ってアップデートする手順
ここでは、PCでバックアップを取りつつiOSをアップデートする手順を記載してゆきます。
PCでiOSをアップデートする際にはPC版「iTunes」をダウンロードしておきます。
ダウンロード後、iTunesを起動し、iPhoneやiPad等をLightningケーブルを使って接続します。
すると、以下の画面が表示されます。
▲1~4の手順に添って選択していきましょう。
- バックアップ先を選択します。完全なバックアップを取るためにも「このコンピュータ」を選択しましょう。
- アプリの中身までしっかり保存するために、2は必ずチェックを入れます。
- あとは「今すぐバックアップ」を選択して、バックアップ完了まで待ちます。
- 最後にiOSの「更新」を選択して、アップデートが当たるまで待ちます。
気を付ける点としては、2番の「iPhoneのバックアップを暗号化」を忘れずにチェックを入れておく点です。
このチェックを入れることで、通常のバックアップでは保存しきれないアプリの内容を全て保存することができます。
(例えば、LINEのトーク履歴等)
何かあったときの為にも、ここは必ずチェックを入れておくことをオススメします。
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