
Ankerの安価なBluetoothイヤホン!ってギャグわかりました?
…はい、それは置いておいて、今回は発売後24時間でAmazonランキング1位になった大人気商品。
Anker「Zolo Liberty」をレビューしていきます!
発売前から凄い注目されていた製品のようで、何でもクラウドファンディングで制作資金を募ったところ、とんでもない金額が集まったという奇跡のイヤホンとなっているようです。
イヤホン自体は完全独立型とよばれる、いわゆるケーブルを完全に排除したBluetoothイヤホンとなっているわけですが、果たして音質や遅延、使い勝手や装着感はどんなものなのか?
それらを今回は、完全独立型イヤホンの火付け役でもある「Apple AirPods」と比較しながらご紹介していきますね!

製品の仕様
まず、この「Zolo Liberty」の大まかなスペックを見ていきましょう。
Bluetooth規格 | Bluetooth4.2 |
動作範囲 | 約10m |
対応コーデック | AAC,SBC |
再生可能時間(充電ケースを使用した場合) | 約3.5時間(約24時間) |
イヤホン充電時間(充電ケース) | 約1.5時間(2.5時間) |
防水規格 | IPX5 |
バッテリー駆動時間
通信規格は省電力化されたBluetooth4.2を採用しており、イヤホン単体で約3.5時間。ケースまで合わせると約24時間とかなり長時間使用できる印象です。
AirPodsがイヤホン単体で約5時間、ケースまで合わせると24時間以上もつので、バッテリー駆動時間だけをみるとAirPodsに軍配が上がりそうです。
ただ、実際に使ってみると分かるのですが、AirPodsの場合保ってもせいぜい3時間程なので、実質的には大差はないように感じました。

バッテリー残量はスマホの画面から確認できます。
防水機能を搭載している
AirPodsには無い大きな特徴として、「Zolo Liberty」はIPX5に対応しています。
IPX5とは『3分間、いかなる方向からの水の直接噴流によっても有害な影響を受けない』と定義されている防水性能です。
カップラーメンができるくらいの時間までなら、流水を掛け続けても大丈夫らしいので、あまり過信はできませんが、スポーツなどの多く汗をかく方にとっては嬉しい機能だと思います。
外観など
ではここで、外観と付属品などを見ていきましょう。

黄色を基調とした、剛性の高いしっかりとした造りのパッケージです。

開封は見開きのように広がります。Ankerさんはいつも見せ方が上手いですよねw

付属品は「イヤーチップ,イヤホンジャケット,microUSBケーブル,取扱説明書」となっています。

充電ケースは約8.5cmとAirPodsに比べるとやや大きめ。ただロゴがメタル加工されていたりインジケーターが付いていたりと利便性は高いです。

蓋を開けるとイヤホンが飛び込んできます。上の謎のスペースは恐らくバッテリーが内蔵されている場所でしょう。

取り出してみるとけっこう大ぶりな感じがします。AirPodsのほうが小さいですが、見た目が「うどん」と散々言われてきたので、個人的には「Zolo Liberty」のほうが好きですねw

背面には操作ボタンが配置されています。大きいのでとても押しやすいです。
ペアリング方法
これは「Zolo Liberty」の大きな特徴のひとつですが、ペアリング方法は本当に簡単です!
なんと蓋を開けてイヤホンを取り出すだけで自動的にペアリングモードに入ります。

あとはスマホ(画面はiPhone)の設定からBluetoothに入って「Zolo Liberty」を選択するだけ。
これでペアリングは完了です!
一度ペアリングしてしまえば、次回からはイヤホンを取り出すだけで自動的に接続されますので超便利!
ちなみに電源を切る場合は、充電ケースにイヤホンを戻すだけでいいので電源の切り忘れもありません。

ちなみにAirPods場合ですと、iPhoneは自動ペアリングですが、AndroidやPCに繋ぐ際は本体のペアリングボタンを押さないといけないので一手間掛かります。
ペアリングの面で言えば「Zolo Liberty」が一枚上手といった印象を受けました!
音質比較
さて、ここからは音質についてですが、これは正直驚きました!
正直8,000円でこれは凄いですよ。
「Zolo Liberty」はカナル型ということもあり多少の音の篭りを覚悟していたのですが、なんとも繊細な音を奏でてくれます。
低音域から中音域にかける重厚感も健在で、音楽全体を支えつつ、クリアな高音域で非常にクオリティの高い音を提供してくれます。
「Zolo Liberty」の音域バランス
高音:★★★★☆
中音:★★★★☆
低音:★★★★★
特徴:アタックの強い低音から厚みのある中音、豊富な音場に開放感のあるクリアな高音が楽しめる!
ここでは敢えてAirPodsと比較しますが、音全体の満足度としては「Zolo Liberty」が頭一つ抜きん出ています。
何をもって高音質というのかにもよりますが、『音の輪郭がはっきりしている。高音域がスムーズに出る。』
この点にはおいては、少なくともAirPodsよりは確実に優れていると思いましたね。
AirPodsが16,800円なのを考えると、「Zolo Liberty」の8,000円でこれだけの音楽を提供してくれるのは本当に破格だと感じます。
もちろん、カナル型特有の装着感や圧迫感が苦手という方もいらっしゃると思いますので、このあたりは好みが分かれるでしょう。

遮音性
遮音性に関してですが、カナル型の耳にフィットする造りになっていますので、かなり高いと感じました。
ぶっちゃけ、電車などの移動が多い方でAirPodsを使っているなら速攻で乗り換えるべきレベルです。
室内での使用が多い方でも、例えばリビングのテレビの音がうるさい時などしっかりと遮音してくれるので、本当にオススメです。
また、カナル型特有の耳に突っ込んだ感じが苦手な方でもイヤホン自体は耳の浅い位置で固定されるので、そこまで不快感はないと思います。
(僕自身がカナル型が苦手なので…。)
装着感も特にゴワゴワした感じもないですし、もちろんコードが擦れるタッチノイズ等も皆無なので、音楽に集中したい場合の快適性はAirPodsよりも「Zolo Liberty」のほうが圧倒的に高いと感じましたね!
バッテリー残量の確認
バッテリー残量は充電ケースにインジケーターがありますので、そこで確認できます。

AirPodsではバッテリー残量はiPhoneの画面上でしか確認できないので、ケースに直接インジケーターが付いているのはかなり便利でした!
ここもAirPodsよりも優れていると感じた点です!
カバーは水洗いできる
「Zolo Liberty」に装着されているシリコンカバーですが、黒色なので皮脂やホコリなどで結構すぐに汚れてします。
それらを想定してか、シリコンカバーは脱着できるようになっており、簡単に水洗いをすることが可能です。

まぁ洗ってもすぐに汚れてしまうのである程度割り切って使うほうが精神衛生上はいい気がしますが、メンテナンスが簡単なのはメリットですね♪

気になった点
最後に気になった点ですが、値段が値段なのもあり、ちょくちょくあります。
- ホワイトノイズがやや大きめ
- 遅延が大きい
- 定位が安定しない時がある
- ボタンを押したときに耳が圧迫される
まず、何も操作していないときのサーッというホワイトノイズがやや大きく、目立つ印象を受けました。
ただ、音楽を再生し始めると気にならなくなるので、これはこれで許容範囲かなぁっと思います。
続いて、音の遅延についてです。
これは完全独立型イヤホンだからこそのデメリットでもあるのですが、遅延がかなり長く発生します。
体感的には約1秒くらいでしょうか。
動画や音楽を聞く分には気になりませんが、ゲーム、特に音ゲーをやるときの1秒は致命的です。
僕はデレステ、バンドリと試してみましたが、さすがに1秒近くの遅延があると音がズレまくるので、普通にプレイするのすら困難でした。

あと、僕はiPhoneXで使用しているのですが、音の定位が安定しないときが稀にありました。
ヴォーカルが右から聞こえたと思ったら左に移動したり、どうも左右のイヤホンに遅延が発生しているようです。
ただ毎回発生してるわけではなく、稀にといった印象なので接続環境の影響が大きいのかもしれません。
最後に、これが一番キツかったのですが、左右のイヤホンの操作ボタンを押す際に結構チカラが要るので、耳が圧迫されて痛くなります…。
AirPodsの軽いタップ感に慣れてしまっているので余計にそう思うのかもしれませんが、ボタンを押し込む時に鼓膜に圧が掛かるので、これは結構ツライですね…。
是非とも次期「Zolo Liberty」では、ボタン式ではなくタップ式に変更してほしいですね!

まとめ
以上、Ankerの「Zolo Liberty」をAirPodsと比較しながらレビューしてきましたが、いかがでしたか?
最初はどうせAirPodsの劣化版の完全独立型イヤホンだろうと思っていたのですが、その考えは見事に打ち砕かれました。
感情をあるがままに言葉にするなら「正直AirPods買うくらいならコレ買っとけ!」と声を大にして言いたいくらいです。
それくらい衝撃的で使い勝手の良いイヤホンでしたね!
だってこれ、AirPodsの半額で買えちゃうんですよ?
しかも見た目も「うどん」じゃないんですよ?
これだけでももう『買い』でしょうw
まぁ冗談はさておき、8,000円でこのクオリティは正直度肝を抜かれたので、余程じゃない限り買っても後悔することはないと自信を持ってオススメできます!
まさに名機の名に相応しい製品です!

グラボの価格が大幅に下がっている影響もあって、プロのeスポーツチームも推奨するゲーミングPCがかなり安くなっています。
特にマウスコンピューターのBTOパソコンは他社にはない優れたメリットが盛りだくさんです。
例えば…