実況配信にも使える?先入観なしでマスク型の防音マイク「Hushme(ハッシュミー)」をレビューしてみた!

こんにちは!琥珀です!

2018年にクラウドファンディングに登場し、約900万円の支援金を集めたマスク型の防音マイク「Hushme(ハッシュミー)

ハッシュミーは、通話や実況配信時に声が漏れることを防いでくれるマスク型の防音マイクです。その特徴故に昼夜を気にせず声を出せる環境を欲している人達から「夜間の通話や実況配信に使えるのでは!?」と注目された期待のガジェットでした。

しかし、いざ蓋を開けてみると「通話に使ってみたら、100均のマイクより酷いと言われた」だの「遮音性を売りにしているから、夜の会話をしていたら隣の部屋にまで声が漏れていた」だの「高音質音姫」だの、WEB上では製品としてのクオリティの低さが浮き彫りになる残念な結果に…。

挙句の果てにはVR上で「ハッシュミー被害者の会」なる集会まで開催されるという、惨憺たる光景が広がっていました。

僕もこのイベントには参加させて頂きました!

しかしこのまま卑下されたままでは、せっかく期待を胸に900万円もの支援金を集めたハッシュミーくんが浮かばれない!

そして、27000円も出した僕自身も浮かばれない!(こっちが本音)

というわけで、今回はネット上の情報などの先入観なしで、何とかハッシュミーの威厳を取り戻すべく実用性を検証しながらレビューしていこうと思います!

 

CAMPFIRE:

開封&外観

林檎を思わせるシンプルで綺麗なパッケージです。結構大きめ。

開封すると意外と収まりの良い梱包に、思わず期待してしまいますね。

付属品は「取扱説明書、MicroUSBケーブル(充電用)、3.5mmオーディオケーブル、各種イヤーピース」です。概要欄に記載されている替えのマウスピースは何故か同梱されていませんでした。

ハッシュミー本体はかなり挑戦的なデザインですね。

通話時に声が漏れないように、マウスピースが口の周りを覆って密着するようになっています。

脱着時は本体のフロント部が開閉して首から引っ掛けるようにして扱います。

上部にはスマホなどの外部デバイスと接続したときに使える、再生停止ボタンと音量ボタンが配置されています。

本体の左下側には、充電用のMicroUSB端子とAUXオーディオ入出力用の端子が搭載されています。

底面には首掛けモードと内部マイクを切り替える「Mask」「Headset」スイッチと、マスク内の空気を逃がすための通気孔が空いています。

本体背面にはイヤホンが付いています。脱着はマグネット式なので取り回しはしやすいです。

ハッシュミーのスペック

ハッシュミーは、通話時などの声が漏れることを防いでくれるマスク型の防音マイクです。

AUXを使った有線接続や、スマホなどのモバイルデバイスともBluetooth接続で使用することができます。

本体は口の周りを覆うように装着するマスク型の作りになっているので、例えば夜間の通話やYouTubeの実況配信などをする際に家族やお隣さんなどに声が漏れるのを極力防いでくれるように設計されています。

コンセプト自体はとても素晴らしく、実家住みや社宅などで思いきり声が出せない環境の人には「これぞ、私達が求めていた防音マイクだ!」と言わんばかりの夢のような製品として期待されていました。

おそらく、支援金が900万円という膨大な金額にまでなった背景には、このようなパトロン達の想いがあったからこそでしょう。

だからこそ、その期待に見合うだけの性能を感じることができないやり場のない憤りが、今回のハッシュミー騒動に発展したのだと思います。

実際、僕が使った感想も同様でハッシュミーは期待された程の製品スペックには達しておらず、これが実況配信で使えるほどのクオリティが確保されているかと言われるとかなり厳しい印象を受けました…。

実際の使用感
マイク音質:かなり籠もるし音が割れる。女性だと比較的聞こえやすい。

防音性:会話内容は聞き取れないレベルではあるが、そこそこ声が漏れる。

機能性:アプリをDLすることで周りの音を相殺する音姫のような機能を搭載しているらしい。…が、そもそもアプリが見つからない。

快適性:かなり息苦しい。マウスピース内が密閉されているし空気抜けが悪いので1分間の装着でも息苦しくなる。

携帯性:見た目がアレなのでかなり目立つ。

価格:27000円。スペックの割には高すぎる。

実際の音質については、こちらの収録した音声をお聞きください。

なお、声量を上げるとすぐに音割れしてしまうため、かなり小声で喋っています。
またハッシュミー使用時とiPhone付属のイヤホンマイクとの声量も、できるだけ同じくらいになるように絞っています。

 

実際に使ってみるとハッシュミーのマイクは音声の輪郭がはっきりと聞き取れない、いわゆる「モゴモゴ」と籠もった音質で聞こえはかなり悪いです。(誰かが言っていた『深海トランシーバー』と揶揄されるのも納得…。)

加えて、ゲイン調整が悪いのか少し声を張るとすぐに音割れを起こしてしまい、発声に気を使いながら使用しなければならずかなりストレスに感じました。

正直、これが27000円のマイクかと思うと落胆の色は隠せません。

 

さらに最大の売りでもある防音性ですが、こちらも相当微妙です。
さすがに隣の部屋にまで聞こえるかと言われると環境によりますが数メートル離れたくらいでは普通に聞こえてしまいます…。

幸いマウスピース内での音声の籠もりもあり、余程集中しないと会話内容までは聞き取れないと思いますが、それでも謳い文句でもある「プライバシーの保護」ができているかと言われると疑問ではありますね。

うーん、多少声が漏れるのは仕方ないと思っていましたが、マイクの籠もり具合と音割れが明らかに許容の範囲を超えている気がします…。

声を絞れば何とかなるかと思いましたが、そうするとノイズキャンセル効果のあるデバイスでは『雑音』として認識されてしまい声が途切れ途切れになり、こちらも実用できるものではありませんでした。

うーん、2年以上待ってこの完成度…。

また、今回は有線接続で使用しましたがBluetoothの場合だとただでさえ悪いマイク音声の解像度が更に下がってしまうので、こちらも使用するのは難しいでしょう。

唯一メリットを上げるとするならば、マイクの構造上で外部の音や環境音をしっかりとシャットアウトしてくれるので、余計な雑音が入ることはないようです。(それでも実用性があるかと言われると怪しいですが…。)

現状のハッシュミーでは『有線接続かつ、女性もしくは中性的な声の人が限定的に使える』という限られた環境下でなければ十分に機能しないのが非常に惜しいところであり、今後の及第点だと言えるでしょう。

「ハッシュミー2」が出るとしたら、今回の反省を活かした実用性のある製品になることを切に願います。

Yahooショッピング:口元防音マイク Hushme(ハッシュミー)

その他の気になった点

本体が薄いプラスチック製なので、ペアリングLEDが内側から透けてしまっています…。

イヤホンケーブルはそうめんのように細いので耐久性はかなり低そう。たぶん引っ張りすぎると一発で断線します。

防音マイクの構造が気になったので内部を見てみましたが、吸音材が間に挟まっているだけでした。

これは…後継機に期待しましょう…!!

番外編

ハッシュミーの内部に別のピンマイクを仕込んだ結果…。

Yahooショッピング:口元防音マイク Hushme(ハッシュミー)

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