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ここでは、2019年9月に新型となった『ニンテンドースイッチ』と『ニンテンドースイッチ ライト』のどちらを買えばいいのか迷っている方に、両機の違いとそれぞれのメリット・デメリットを詳しく解説していきます。
それぞれの機種の違い
ニンテンドースイッチとニンテンドースイッチ ライトの主な違いは以下の通りです。
ニンテンドースイッチ | ニンテンドースイッチ ライト | |
TVモード | あり | 無し |
テーブルモード | あり | 無し |
プレイ出来るゲーム数 | 制限なし | 制限あり |
十字キーの有無 | 無し | あり |
本体重量 | 398g | 275g |
画面サイズ | 6.2インチ | 5.5インチ |
バッテリー時間 | 4.5~9時間 | 3~7時間 |
価格 | 29,980円 | 19,980円 |
このように、”ニンテンドースイッチ”と”ニンテンドースイッチ ライト”には出来ることに大きな違いがあり、その差は”ライト”という名に反してかなりハードに変わっています。
特に大きな違いが対応モード数の違いで、通常のニンテンドースイッチはコントローラーの取り外しが可能ということもあり「携帯モード」「テーブルモード」「TVモード」の3種類のプレイスタイルでゲームを遊ぶことが出来ます。

一方で”ニンテンドースイッチ ライト”はコントローラーの取り外しが出来ないため「携帯モード」でしかゲームを遊ぶことが出来ません。
迷っている方にアドバイスするなら、「どうしても重量は軽くないとダメ!」「価格は2万円以上出せない!」という方以外は、通常のニンテンドースイッチを購入したほうが明らかに満足度は高いと思います!
その理由をもう少し詳しく解説していきましょう。
スイッチ ライトにはTVモードが無い

通常のニンテンドースイッチには、テレビに映像を映し出すための専用のドッグが同梱されており、ゲームを「TVモード」でプレイすることが出来ます。
しかし、スイッチ ライトには、このTVモードが搭載されておらず、専用のドッグも同梱されていません。
ライトには別途でドッグを購入してもテレビに映し出す機能はありませんので注意が必要です。
スイッチ ライトにはテーブルモードが無い

ニンテンドースイッチにはコントローラーを取り外して二人で遊べる「テーブルモード」に対応しており、一台のスイッチをシェアして遊ぶことが出来ます。
しかし、スイッチ ライトには、このテーブルモードまでもが搭載されていないので、通常では1人でしか遊ぶことが出来ません。
一応、別途で販売されているjoy-conを購入すれば「テーブルモード」で遊ぶことも可能ですが、joy-conだけで7,480円することに加えて、テーブルモード用のスタンド機能がライトには搭載されていないので、あまりメリットは無いかもしれません。
というか、それだけの金額が出せるなら通常のニンテンドースイッチとの価格差が無くなるので、素直にそちらを買ったほうが満足度は高いでしょうね…。
裏を返せば、”ニンテンドースイッチ ライト”は一人で遊ぶために特化された機種とも言えます。
コントローラーの取り外しと十字キーの違い
また、ニンテンドースイッチ ライトには『HD振動』や『モーションIRカメラ』にも対応していないので、コントローラーを振って遊ぶゲームも基本的にはプレイできません。
こちらも別途joy-conを購入することでプレイ可能となりますが、そのお金があるなら最初から(略
このように、体を使った体感ゲームをプレイしたい方も注意が必要です。
あと、ジャイロ機能自体はスイッチ ライトにも搭載されていますが、コントローラーが画面と一体型なので画面も一緒にグリグリ回す必要があり、あまり現実的ではありません。
スプラトゥーンやマリオカートなどをプレイしたい方は、この辺りの注意も必要です。
ただ、それを補完するわけではありませんが、スイッチ ライトには左側コントローラー部に十字キーが搭載されています。

通常のニンテンドースイッチは二人プレイも出来るように設計されていることから、携帯モード時の十字キーに関しては非常に押しづらいように感じます。
しかし、この不満点はホリから任天堂ライセンス品でL側の十字キー付きコントローラーだけ別途販売されていますので、どうしても欲しい方はこちらを購入することで解消されます。
バッテリー駆動時間も通常版のほうが2時間ほど長い

バッテリー駆動時間に関しても、かなり大きな違いがあります。
公式説明によると、通常のニンテンドースイッチのほうがスイッチ ライトに比べて最大で2時間のバッテリー性能差があります。
従来のニンテンドースイッチが2.5時間程度しかバッテリーが保たなかったことを考えると、この差は非常に大きく、実質充電一回分の差ほど違いが出てきます。
家の中でプレイする分にはそれほど気にならないかもしれませんが、ちょっとした旅行や外出時には露骨に差を感じることが多いです。
現に、僕も従来型ニンテンドースイッチを使っているときに、少しプレイすると頻繁に充電を強いられることが多く本当に参っていました。
常にバッテリー残量を気にしなければならず、どうしてもゲームに集中することが出来ないのです…。
バッテリー駆動時間は携帯ゲーム機を選ぶ上でとても大切な要素なので、この差は相当大きいと思いますよ。
両機の価格差は1万円

これまで盛大にディスってき”ニンテンドースイッチ ライト”ですが、胸を張って誇れるのが価格面です。
通常のニンテンドースイッチの29,980円に比べて、スイッチ ライトでは19,980円と2万円を切るプライスを実現しています!
これはかなり魅力的な部分で、例えば子供が2人いる家庭でそれぞれにニンテンドースイッチを買おうとした場合、二人とも「TVモード」「テーブルモード」でプレイしないのであれば出費額は2万円も抑えることができるわけです。
一部のソフトはプレイ出来ないとはいえ、話題のポケモンやマリオなどは問題なくプレイ出来るため、プレゼント用にと考えている場合はかなり手の出しやすい金額と言えるでしょう!
このように、メリット・デメリットをしっかりと理解した上で”ニンテンドースイッチ ライト”を選ぶのであれば、かなりコストパフォーマンスの優れたゲーム機であることは間違いありません。
最後に個人的に思うこと
「結局どちらを購入すればいいのか?」という問いに対して、あくまでも僕の観点ですが余程の理由がない限りは通常のニンテンドースイッチを購入することを強くお勧めします。
理由は上記でも触れましたが、総合的に見ても1万円という価格差に対してあまりにも機能面が削られ過ぎているからです。
特に「テーブルモード」「TVモード」が使えないのはあまりにも差が大きく、もはや別のハードとすら思えるほど。

そもそも、ニンテンドースイッチの『スイッチ』とは、家で遊ぶときはTVで大画面でプレイ出来る。外出するときは携帯モードでプレイ出来る。
一つの機種が据え置きゲーム機にも携帯ゲーム機にもなり、多人数でワイワイ遊べる。という意味合いが込められています。
これがこのゲーム機のコンセプト、これが『スイッチ』という名前の由来であり、スイッチを選ぶ最大の理由なわけです。
そして、スイッチのコントローラーは2つに分離することが出来る。
それを両手で持つことで、体全体を使った遊び方やゲームの没入感を高めてくれる。
また、ニンテンドーラボを使えば工作を楽しみながらモノ作りを学ぶことができる。
そんな子供の教育面をも補佐してくれる可能性を見出したのが、ニンテンドースイッチというゲーム機なんですね。
ここまで革新的なゲーム機はこれまでに存在しませんでした。

しかし、これらの強みを自ら奪い去ってしまったのが「ニンテンドースイッチ ライト」という存在です…。
TVに繋ぐことも出来ないのでパーティーゲームとしても遊べない。ただ1人で黙々とプレイするだけのゲーム機。
「これじゃあニンテンドー3DSと変わらないじゃん!」
これが僕が率直に感じた心の声でした。
これらはあくまでも僕の感想ですが、ニンテンドースイッチ ライトはスイッチの良いところをすべて封印した、かなり残念なハードに成り下がったと感じています…。
しかし、スイッチ ライトの本体重量が100gほど軽くなったことは素晴らしいと思います。
携帯ゲーム機の長時間プレイは首への負担が少なからずありますし、姿勢が悪くなる要因でもありますからね。
『絶対に携帯モードしか使わないぜ!』って方なら、1万円を浮かすことの有用性はあると思います。
いずれにせよ、ニンテンドースイッチ本来の遊び方を楽しみたいなら通常のニンテンドースイッチを、割り切った使い方ができるならニンテンドースイッチ ライトとしっかりしたプランを練って購入することをお勧め致します。
グラボの価格が大幅に下がっている影響もあって、プロのeスポーツチームも推奨するゲーミングPCがかなり安くなっています。
特にマウスコンピューターのBTOパソコンは他社にはない優れたメリットが盛りだくさんです。
例えば…