VRChatをデスクトップとVRで快適にプレイするために必要なPCスペックを検証してみた!【2019年11月版】

こんにちは!VRブロガーの琥珀です!

「VRChat」をプレイしたいけど必要なPCスペックが分からない!

当時、僕がVRChatを始めたばかりの頃はそんな感じでした。昔は参考にできるブログなんてものもありませんでしたし、自分なりによさそうなパーツを手探りで試していたのを覚えています。

僕はVRC歴が1年以上ありますが、それまでに様々なトラブルがありました。今回はそれらのトラブルを一緒に織り交ぜつつ、僕が熟考した末に辿り着いたVRChatに最適なPC構成をご紹介したいと思います。

これから「VRchat」を始めようと考えている方は、ぜひ購入の際の参考にしてみてください!

 

VRChatデスクトップモード時の要求スペック

VRChatでは、VRヘッドセットを使わずにゲームをプレイできる「デスクトップモード」があります。このモードではVRモードのように手足を自由に動かすことはできませんが、ゲーム内を自由に歩いたりボイスチャットや表情などを使ってコミュニケーションを取ることは可能となっています。

デスクトップモードの要求PCスペックの詳細は、日本語Wikiページには以下のように記載されています。

OS Windows7 以上
CPU IntelR i5-4590 /

AMD FX 8350 以上

メモリ 4GB
グラフィック NVIDIA GeForceR GTX 970 /

AMD Radeon R9 290 以上

 

僕が実際にプレイした率直な感想としては、実はこれかなり適当です。

実際にVRCをプレイしてみると分かりますが、この設定でPCを組んでもほぼ間違いなくまともにプレイできません。もっと細かく言うと、wikiのスペックではパーツに余力がある箇所とそうではない箇所が明確に別れており、足りないスペックとオーバースペックな部分が混在しています。

公式サイトからの引用なのか分かりませんが、どんなことでも『経験者から話を聞くこと』が唯一間違いがなく確実だと僕は思っています。

なので、ここからは僕が実際にプレイ中に感じた使用感と注意事項を記載していきます。

僕も最初はVRモードではなくデスクトップモードでプレイしていました!

 

デスクトップモードなら旧世代GPUでも割と余裕

まずは、皆さんが一番重要だと考えているであろうグラボから触れていきます。

大抵の人は「ゲームと言えばグラボが命」と感じていると思いますが、VRCにおいてはグラボの優先度は実はそれほど高くありません。

あとで詳しく記載しますが、デスクトップモードの場合はグラボはある程度の性能で頭打ちになってしまいます。デスクトップでのみプレイする方なら無理にハイエンドモデルを選ぶ必要性はほぼありません。

グラボに関しては、wikiに記載されているGTX970でも90fps前後でしっかり問題なく動作すると思います。

僕も「GTX960」のデスクトップから入りましたが、余程人数が多くなってこない限りは動作が重くなるということはありませんでした。

また、僕の知り合いに「GTX760」という生きた化石のようなGPUでプレイしている人がいるのですが、1年ほど一緒にプレイしてきて現在に至るまで、特に問題もなく正常に動作しているのを確認しています。(その人はVRモードでも何とかプレイできています。)

現在主流であるRTX10シリーズであれば、まず間違いなく不自由なく動作するでしょうね。デスクトップモードではよほど古いグラボでもない限りは心配する必要はなさそうです。

ただし、いくらデスクトップモードの動作が軽いといっても、外部GPUを搭載していないモバイルノートPCでは流石にまともにプレイするのは不可能でした。

僕は、最近主流の超薄型ノートPC「Huawei MateBook X Pro」を持っているのですが、さすがにこれでは無理でした。GPUはモバイルノート御用達の”InterHD Graphics620”です。

アバターの挙動テストくらいなら使えるかもしれませんが、人が2,3人いるだけの通常ワールドであってもガクガクでまともにプレイできませんね。VRCをやるには最低でも外付けグラボは必須のようです。

動作の軽いデスクトップモードであっても、GTX900シリーズが最低ラインと言ったところでしょうか。

 

デスクトップモードに重要なのはCPUとメモリ!

次にCPUとメモリについて。

実は、VRChatをプレイするのに最も大事と言っても過言ではないのがCPUとメモリです。

VRCではグラボによる描写処理はそれほど必要としておらず、物理演算や情報処理などをメインであるCPUに大きく依存する傾向があります。それと同時にメモリに処理データを保存しておく必要があるので、必然的にCPUとメモリを強化しておく必要があるのです。

VRChatの世界では、ハイポリゴンの3Dアバターが40体近く集まることもよくあります。

 

少し技術的な話をすると、VRCではユーザー各々が「Unity」という3Dソフトを使って、自分の持っている3DモデルをアップロードしてVRCの世界に持って来ています。

つまり、通常のゲームのようにキャラクターデータを纏まったデータとして扱うことが出来ないんですね。いわゆる「最適化」ってやつです。

この状態でゲームを回すためには多くの情報演算が必要となり、必然的にCPUパワーで殴っていくしかありません。

最適化されていないデータはメモリ消費も多くなります。扱いづらいデータを無理やり処理してるわけですからね。CPUによる力技で処理しつつ、処理されたキャラクターデータを保管しておくのがメモリの役目というわけです。

VRChatというゲームがCPUとメモリをバカ食いする理由はこのためです。

また、VRCには細部まで作り込まれたワールド(マップ)が数多く存在していることも、よりCPUやメモリに負荷を掛ける要因でしょう。

作り込みの激しいワールドは当然ですが処理が重くなりますので、wikiで推奨されているCPUやメモリでは到底足りません。

メモリに関してはwiki推奨の4GBでは話にならないので、デスクトップモードであっても最低8GB,欲を言えば16GBは用意しておくのが無難でしょう。

VRChatを快適にプレイしたいなら『CPU』と『メモリ』が超重要です!

 

CPUについて深堀り

ここからは、必要スペックを満たすCPUについての深堀りです。

デスクトップモードで具体的に快適に動くCPUの目安としては、第7世代のCore i5以上は必要だと感じます。

僕も最初の頃はWikiに載っている第4世代のCore i5を使用していましたが、これが快適とは程遠いプレイ環境でした…。

特に、瞬間的に負荷のかかる場面ではフレームレートが著しく下がり、頻繁にストレスを感じていました。

第7世代のCore i5に変えてからは約50%程度のCPU負荷率で動くようになりましたので、CPUは本当に重要だと身に沁みて感じました。ただ、最近のPCであれば”第7世代のCore i5〜”の条件は余裕で満たしていると思いますので、特に心配はないと思います。

 

以上のことから、僕がVRchatのデスクトップモード時に要求されるスペックは以下のようになると考えています。

OS Windows7 以上
CPU Intel 第7世代のCore i5以上 /

AMD FX 8350 以上

メモリ 必須8GB,推奨16GB
グラフィック NVIDIA GeForceR GTX 960 以上

 

VRChat VRモード時の要求スペック

さて、デスクトップモードのお話はここまで。そしてここからが本題!

今度はVRヘッドセットを使って「VRモード」でプレイするのに必要なPCスペックについて触れていきましょう。

 

メモリは最低でも16GBは必須!

デスクトップモードでの紹介で、VRChatにおいて如何にメモリが大事かというのが分かっていただけたと思います。

VRCでは複数体のアバター表示に加えて、負荷の高いワールドを一時的に保存しておくのにメモリは超重要です!

当時、僕はそのことを知らずにwikiページに記載されているメモリ”8GB”でプレイしていました。あのときはデスクトップモードからのVR化ですからね。普通にサクサク遊べていたのでメモリ増設なんてしてなかったわけですよ。

しかし、実際にVRヘッドセットを使用してVRCを起動してみると、まぁガクガクでまともにプレイできやしませんよ。大体15人ほどが集まるワールドに行くだけでfpsは一気に15前後にガタ落ち。そしてワールド負荷が高まってきたのか時間と共にゲームが重くなっていき、最後にはSteamVRが強制終了するという地獄のループに陥ってしまいました…。

言っておきますが、これメモリ”8GB”の話ですからね?

wikiに載っている4GBでやろうものなら、もうブルースクリーンを眺めるだけのゲームになりますよ(笑)

デスクトップモードの紹介でも触れましたが、VRChatは最適化されていないデータをCPUパワーで無理やり処理してメモリ内に保存しているので、より負荷の高いVRモードであればメモリは最低でも16GBは必須です。

 

僕もこの事件以来、メモリを新たに購入して16GBにしました。

結果、これが効果てきめん。15人くらいが密集する場面でも特に動作が重くなることも無くなり、エラーも発生しなくなりました。

あとでメモリ負荷を計測してみたのですが、比較的負荷の少ない軽いワールドでも大体15人程集まるとメモリ使用率は約12GB〜に跳ね上がるようです。そりゃ最初の”8GB”なんて耐えれるはずがありませんよね…。

VRChatでは、特定のアバターが集う『○○集会』や仲間同士でわいわい楽しむ『飲み会』なども頻繁に開催されています。様々な場所でもコミュニケーションを考えている方は想定外の負荷にも対応できるようにメモリは32GBを積むことをお勧めします。

「俺は少人数で遊ぶんだ」と考えている方も多いと思いますが、VRChatはフレンドのフレンドまで同じワールドに入ることができる設定がわりと主流なので、最初は数人で遊んでいたのに気付いたら10人20人と集まっていたなんてことはザラにあります。

そんな場面でも快適に動くためにはメモリ容量は惜しんではいけません。

何度も言いますが、VRChatにおいてCPUとメモリは超重要です。SSD増設するくらいならそのお金でメモリ買ってください(マジで)

あと、最近のVRヘッドセットもかなり高性能なものが登場しており、以前のように”HTC VIVE”一択という状況ではなくなってきました。(VIVE自体生産終了しましたしね)

高性能なVRヘッドセットは、以前のヘッドセットに比べて高解像度になっており、当時に比べてPCへの負荷がより増加しています。

 

僕も先日”Pimax 5K+”という視野角200°の高解像度VRヘッドセットを購入したのですが、軽量なワールドでも”HTC VIVE”を使用していた頃よりCPU使用率もメモリ負荷が明らかに重くなりました。

同様に解像度の高い「HTC VivePro」や「Oculus Rift S」などの高解像度HMDを使用する場合は、できるだけメモリは32GBを用意しておくのが無難だと思います。

 

”Pimax5K+”のレビュー記事はこちらより

グラボは最新VRヘッドセットの場合「RTX2060」以上は欲しい

「ゲーミングPCと言えばグラボ!」と考える方も多いですよね。それほどまでにグラフィック描写に直結するPCパーツとも言えます。こちらに関しても、他のパーツと同様にWikiに上がっているスペックでは相当厳しい印象です。

結論から言うと、VRモードでプレイするなら最低でもGTX1060。ある程度の安定性を図るならRTX2060以上は必要だと思います。

これはVRChatに限らず、VRゲーム全般は通常の3Dゲームに比べて非常に高いグラフィック処理が必要となります。

その基準となるのが『VR Ready』というVRゲームが快適に動かせるかのベンチマークです。SteamVRでプレイできるVRゲームはこの『VR Ready』をどのスコア出ているかが、どれだけ快適に遊べるのかに直結してきます。

グラフィックカード VR Ready スコア VR再現度
GeForce RTX 2080 Ti VRレディ
11
非常に高い
GeForce RTX 2080 VRレディ
11
非常に高い
GeForce RTX 2070 VRレディ
11
非常に高い
GeForce RTX 2060 VRレディ
11
非常に高い
GeForce GTX 1080 VRレディ
11
非常に高い
GeForce GTX 1070 VRレディ
11
非常に高い
GeForce GTX 1060 VRレディ
8.3
非常に高い
GeForce GTX 1050 Ti VR可能
2.9
低い
GeForce GTX 1050 VR可能
1.2
低い
GeForce GTX 980 Ti VRレディ
11
非常に高い
GeForce GTX 980 VRレディ
8.4
非常に高い
GeForce GTX 970 VRレディ
6.7
高い
GeForce GTX 960 VR可能
2.7
低い

※出典:パソコン工房 VRゲームが遊べるオススメPC特集より

 

上記の表を見ると、GTX1070以上でスコアは11で頭打ちとなり「非常に高い」で固定されます。

「なんだ、GTX1070が最高スコアならそれ以上のグラボ要らないじゃん!」なんて思いがちですが、実は”VRレディ”という基準はVRゲームが出たばかりの頃の、あま〜〜〜い基準。

現在では、たとえ”VRレディ”の条件を満たしていたとしても、高解像度化したVRヘッドセットでは十分な性能が発揮できない可能性が高いため、VRモードでプレイしたい方はできるだけ高性能のグラボを選ぶのが望ましいと言えます。

具体的には、現在最も売れている「Oculus Rift S」であればRTX2060以上。さらに高解像度のVRヘッドセットの場合はRTX2070以上が目安です。

グラボはVRモード時のグラフィック処理に直結する部分なので、快適なfpsを確保したい場合はお財布が許す限りできるだけ上位スペックの物を選びましょう!

 

ちょっと古いグラボでプレイしてみた場合

今はPCごと買い替えてしまいましたが、僕も当時は”HTC Vive”を”GTX1060”でプレイしていました。無印VIVEの場合では処理能力的にこれでギリギリといった感じ。

体感では30〜40fpsを行ったり来たりで、場面によってはカクカクになることが多々ありました。

VRゲームをやる上で最も重視するべきはfpsの確保です。

実際にやってみると分かりますが、fpsが低い(60fsp以下)状態でVRゲームをプレイしてしまうと現実世界の視界のヌルヌルさとVR内とのギャップでVR酔いを誘発しやすくなったり、人によっては頭痛や目眩を引き起こす場合もあります。

「俺は3D酔いしないから大丈夫」って人も関係ありません。VR酔いと3D酔いは別物です。VRでは三半規管を酷使するので3D酔いに耐性のある方でも簡単に酔ってしまいます。

VRChatも例外ではなく、特にアトラクションワールドではジェットコースターで遊んだり、飛行機や車を操縦したり視覚的に酔いやすいシチュエーションは多々ありますからね。少しでも酔い辛くゲームを楽しむためにはグラボをケチるのは愚の骨頂です。

少しでも体の負担を減らしつつ長時間のプレイを目指すなら、極力60〜90fpsをキープできるようなグラボを購入するようにしましょう!

最近のVRヘッドセットを購入する場合、RTX2060が最低ライン。高解像度HMDを使用するならRTX2070以上を目安にPCを選びましょう!

 

VRモードでプレイする際の必要PCスペックのおさらい

それではおさらいです。

VRChatを「VRモード」でプレイする際に必要なPCスペックは以下の通りになります。

OS Windows7 以上
CPU Intel 第7世代のCore i5以上 /

AMD FX 8350 以上

メモリ 必須16GB 推奨32GB
グラフィック NVIDIA GeForce RTX 2060 以上

 

ただし、こちらは僕がVRChatをプレイしてみて個人的に必要だと感じたPCスペックとなっていますので、各々のプレイ環境によって多少左右される可能性があります。

安定した動作でVRChatを楽しみたいという方は、ギリギリのスペックでPC構成を考えるよりもお財布の許す限りできるだけ高スペックなPCを用意することをオススメします。

僕も最初はGTX1060にメモリ8GBというギリギリの構成でプレイしていましたが、結局満足できずにVRChatのためだけにPCを新調しましたからね(笑)

PC構成は『Core i7-8700,メモリ32GB,RTX2070』です。VRヘッドセットは『HTC VIVE Pro』を使用で、この構成でやっと人数が少ないワールドで常時90fpsをキープできる感じですね。

わりと強めの構成だと思うのですが、このPCでも30人を超えるワールドだと30〜45fps前後まで落ちてしまいますのでなかなか難しいところではあります。これ以上を狙うならi9-9900K辺りを検討しないとダメですね。

 

あと、伝えておくべきは冷却性能でしょうか。

VRChatはCPUのマシンパワーで殴りながら処理をする、かなりのパワープレイを要求されるゲームなのでCPUの冷却対策は必須です。個人的におすすめなのは水冷システムを導入することで、水冷にするとCPU温度をかなり抑えることができます。

僕は最初は空冷で冷やしていましたが、あまり冷えずに65度とか当たり前になっていました。でも水冷を導入してからは温度が上がっても45度前後と空冷に比べてCPU動作が格段に安定しましたからね。

今だとメンテナンスフリーの簡易水冷も安価で手に入りますし、ファン2基もあれば十分に冷やすことができると思います。(僕もファン2基のものを使っています)

特にハイスペックPCは発熱が多く温度が上がりがちなので、排熱対策だけはしっかりしておきましょう!

 

VRChat用にPCを新調したい方へ【2019年11月更新】

また、これからVRChatを始めたい方やVR用にPCを新調したい方は「FRONTIER」というBTOショップがお勧めです。

僕は「ドスパラ」「パソコン工房」と様々なBTOショップを利用してきましたが、パーツの品質の良さ、価格の安さをとってみても「FRONTIER」が圧倒的に優れていると感じました。

例えば今月の限定セールであるこのPC。

・高負荷な処理を余裕を持ってこなせる第9世代のCPU Core i7-9700。

・メモリはVRChatをやるのに最適な16GB。

・グラボは”Oculus Rift S”などの最新VRヘッドセットでも安定して動作するRTX 2060。

・ストレージはM.2 NVMe SSD 512GB HDD 2TB(VRChatはワールド移動がわりとあるのでSSDは必須です)

・電源は日本コンデンサーを採用した600W

 

これだけのスペックのPCが12万円代で買えちゃうんですよ。これ、他のBTOショップだと考えられない安さですからね…。

通常販売のPCはそうでもないんですが、FRONTIERの「台数限定セール」はマジでありえないくらい安いです。

ただし、限定セールは金額が安いだけに狙っている人も多いです。特に数量5台を切るモデルだと当日中に売り切れる場合も多く、狙ったモデルをポチりたい場合はセール更新時間の直後を狙わないと難しい感じ。

台数限定セールは常に開催されており、毎週一回だけ品揃えが更新されるので、ぜひ希望のPCを狙ってみることをオススメします!

リンク:「FRONTIER」ダイレクト通販ページ

 

あ、どのモデルを買うにせよCPUクーラーだけはケチらないでくださいね!標準装備のファンはうるさいわりに全く冷えませんから…w

 

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