【検証】メルカリで販売されている大容量のMicroSDカードを絶対に購入してはいけない理由!

こんにちは!KOHAKUです!

最近のスマートフォンやタブレットでは、多くの製品が大容量のMicroSDカードに対応してきましたね。

写真も動画もたくさん撮るし、せっかくだからここは大きめの容量のSDカードを購入しよう!なんて考えているのではないでしょうか?

しかし、SDカードを購入する際には細心の注意を払わなくてはいけない事がいくつか存在します。

例えば、間違ってもメルカリやラクマ等のフリマアプリから購入してはいけません!

なぜなら、フリマアプリで販売されている大容量SDカードの多く(格安のもの)は、容量偽装されている製品がほぼ大半を締めているからです。

フリマアプリに出品されている格安のMicroSDカードのほとんどは容量が偽装されたものです。

SOLD OUT になっているものばかりですが、これらは99%容量偽装されたSDカードです。

実際には16GB〜32GBのMicroSDカードを、データの一部を改ざんして512GBに見せかけただけのただのハリボテなのです。

今回は、そんな容量偽装されたSDカードを間違って購入しない予防法と、もし万が一購入してしまった際の対処法をご紹介していきます。

一見すると分からない!容量偽装SDカードとは?

ポイント!

  • PCやスマホで容量を見ても正常に表示されてしまう!
  • 価格が安すぎる製品は偽装品の可能性が高い!
  • 最初のうちは普通に使えてしまう!
  • 見た目だけで判断することは難しい!

「今までそんな粗悪品を引いたこともないし、今使ってるSDカードもスマホやPCに差し込めばちゃんと使えてるし大丈夫でしょ!」なんて軽い気持ちで考えている人も多いかもしれませんね。

しかし、明日は我が身、実際に容量偽装のSDカードは驚くほど多く世に出回っていますし、Amazonやネットショップ、フリマアプリ等で簡単に手に入ってしまうんです。

先程ご紹介したように、フリマアプリで大容量で出品されている格安のSDカードの大半は海外製の容量偽装品ですし、実はAmazonで販売されている格安のSDカードもその多くは容量偽物品の場合がほとんどです。

更に、これら容量偽装カードの最も嫌らしいところは、PCやスマホに差し込んでも一見すると正規品のように容量自体は正常に表示されるということです。

実際の400GBに容量偽装されたSDカードのプロパティ画面。PCに挿して容量を見ても390GBと表示されます。

試しに容量偽装されたSDカードをPCに挿してプロパティからストレージ容量を確認した画面です。

これだけでは、正規品なのか偽装品なのか見分けが付きませんよね?

これだけでも非常に厄介なのですが、更に嫌らしいのが、大体の偽装SDカードは16GB~32GBの物を使用しています。

つまり、16GBもしくは32GBほどのデータは正常に書き込み出来るため、最初のうちは正規品のカードと間違えてそのまま使えてしまうんですよね。

これにより、容量偽装されたSDカードであっても発見が遅れ、保証期間が過ぎて返品や返金が出来なくなると言ったケースが多発しているのです。

容量の偽装に気付かずにSDカード使用していると、途中から書き込みエラーが発生するようになり、保存していたデータが全て消し飛ぶ場合もあります。

旅行や記念日などのイベントに備え、動画撮影用に大容量のSDカードを使用する方も多いでしょう。

しかし、容量偽装されたSDカードを使用してしまうと、そういった大事な撮影の際にエラーが発生してしまい、せっかくの思い出も記録に残すことが出来なくなってしまいます…。

そんなの悲し過ぎますよね?

このような被害に遭わない為にも、あまりに価格の安いSDカードは正規品である確証が取れるまでは絶対に購入しないように心がけるべきです。

これは大げさでも何でも無く、極端に価格の安いSDカードはほぼ全ては容量偽装されたものと思って頂いても差し支えありません。

食品偽装、生産偽装など世の中には様々な偽装品があると思いますが、ことSDカードにおいては慎重過ぎるくらいがちょうどいいほど、偽装品が身近に出回っていることを念頭に置いておく必要があります。

僕の経験上、他のメーカーよりも半額近くの価格で販売されているSDカードは全て容量偽装されたものでした。それほど偽装SDカードというのは世に出回っているのです。

実際に容量偽装されたMicroSDカードを購入してみた

今回は検証のため、Amazonで販売されている容量偽装のMicroSDカードをあえて購入してみました。

※余計なトラブル防止の為、今回は商品リンクを貼りませんのでご了承ください。

ちなみに、購入段階では容量偽装されているMicroSDカードかどうかを100%見分ける方法はありませんが、あまりにも価格が安いものは十中八九で容量偽装されたものです。

この時点でもある程度は偽装品を見定めることは出来ますので、覚えておくといいでしょう。

実際に手元に届いた製品。簡素なケースに入っただけの状態でパッケージ等はありませんでした。
400GBと書かれていますが、本当かどうかは外観だけでは分かりません。外観だけで判別するのは非常に困難です。

パッとみた感じでは普通のMicroSDカードと見分けが付きませんね。

昔は印刷の質が荒いなどの特徴がありましたが、最近は技術の進歩により外観だけで偽装を見破ることは非常に困難となっています。

正規品のMicroSDカード。

一方こちらはメーカー正規品のMicroSDカードです。

実際に使用しているので外観にスレ等はありますが、偽物と見比べてみても違いは分かりませんね。

こっちが偽装カードと言われるとそんな気すらしてきます…。

見た目だけではまるで判別できない…。なかなか巧妙です。

データ転送速度がまるで違う

外観では殆ど違いが分からない容量偽装のSDカードですが、その違いは外観だけ。

中身はまるで別物で、偽装品のSDカードの多くは粗悪なチップセットを搭載していますのでデータの転送速度が正規品に比べて露骨に遅いのが特徴的です。

今回はカードの転送速度を調べるために、WindowsPCで使用できる「CrystalDiskMark」というソフト使って計測してみました。

多くの人が愛用しているベンチマーク定番ソフトです。

正規品のMicroSDカードのデータ転送速度

正規品のMicroSDカードの転送速度。読み込みが約80MB/s 書き出しが約20MB/sとなりました。

まずは、先ほど正規品としてご紹介したMicroSDカードの転送速度を計測してみました。

結果は読み込みが約80MB/s 書き出しが約20MB/sとなりました。

正規品で『class10 UHS-Ⅰ』と記載されているMicroSDカードの場合、このように読み込み速度が約80MB/s 前後になるのが一般的です。

容量偽装されたMicroSDカードのデータ転送速度

容量偽装されたMicroSDカードの転送速度。読み込みが約17MB/s 書き出しが約14MB/sとなりました。

一方、こちらが今回購入した容量偽装されたMicroSDカードの転送速度です。

結果は読み込みが約17MB/s 書き出しが約14MB/sとなりました。

正規品と同じ『class10 UHS-Ⅰ』規格のはずですが、正規品に比べて極端に転送速度が遅いことが分かりますね。

このように、容量偽装されたSDカードの場合では転送速度(特に読み込み速度)が著しく遅くなるものが多いのが特徴です。

容量偽装されたSDカードはデータ転送速度が遅い!判断材料の一つになるので是非覚えておきましょう!

容量偽装されたMicroSDカードの本当の容量を知るには?

さて、ここまで『極端な価格の安さ』『データ転送速度の遅さ』で容量偽装のSDカードを割り出す方法を見てきました。

ここでは、いよいよ容量偽装されたSDカードの本当の容量を判別する方法をご紹介します。

容量偽装されたSDカードの本当の容量を知るためには、書き込み・読み込みを容量の限界まで繰り返し行い、その都度エラーが出ないかを繰り返し測定する必要があります。

そのために使用するのが「H2testw」というソフトです。

このソフトを使用することで容量偽装されたSDカードの本当の容量を暴き出すことが出来ます。

まずは、上のリンクからサイトへ飛び、下記のダウンロードリンクを選択します。

サイトへ飛び「Zum Download」をクリックします。
画面が切り替わったら「Download」をクリックします。

あとは自動的に「h2testw_○○.zip」というファイルがダウンロードされますので、解凍して.exeファイルを起動します。

H2testwが起動すると下記のような画面が表示されますので、画像と同じように設定してください。

  1. 言語設定
  2. フォルダー選択(MicroSDカードのドライブを指定します)
  3. 全ての容量を選択
  4. 書き込みと同時にエラーが出ないか検証をします

ボタンの説明はこんな感じです。

要は、SDカードの全ての容量にデータを書き込んでは読み込んでを繰り返し検証し、その都度エラーが出てないか検証するというわけですね。

「Write + Verify」を押すと、検証が始まりますのでしばらく放置しておきましょう。

赤色で表示されるとアウト

さて、しばらく放置して検証が終わったようなので画面を確認してみましょう。

正規品のMicroSDカードの検証結果。

まずは正規品のMicroSDカードの検証結果からです。

このように、インジケーターが最後まで行き特にエラー画面になっていなければ容量が偽装されていないSDカードということになります。

この場合は61,215MBの全領域が無事にテストクリアしている表示がされていますね。

容量偽装されたMicroSDカードの検証結果。赤い画面でエラーが出ていますね…。

続いて、容量偽装されたMicroSDカードの検証結果です。

何やら赤い画面になっていますね。

これ、正常に書き込み検証ができなかったときに出るエラー表示なんです!

詳しく見ていくと、29.3GBまでは無事に検証クリアしていますが、53.6GBからはデータがロストしていると表示されています。

つまり、400GBと表示されていたMicroSDカードですが、実際は29.3GBまでしか使えない偽装されたカードということです。

32GBのMicroSDカードが実際に使える容量が29GB程度なので、おそらく32GBのMicroSDカードを400GBに容量偽装して販売されているものなのでしょう。

このまま32GB以上のデータを書き込んでしますと、途中から既に書き込まれたデータを上書きしてしまったり、読み込みの出来ない破損したデータになってしまいます。

大容量かつ格安のSDカードは疑う癖をつけよう

このように、容量偽装されているSDカードでもソフトを使うことによって、簡単にそのトリックを見破ることが出来るようになっています。

また、こういった検証結果の画像をスクリーンショットで保存しておけば、商品の返品の際にも容量偽装されたSDカードである証拠にもなるので、新しくSDカードを購入した際には是非一度試してみることをオススメします。

僕もこの検証結果をメールに添えて、即刻返品依頼を出しました。

最後に、容量偽装されたSDカードの見分け方をまとめておきましょう。

容量偽装されたSDカードの見分け方

  • 極端に安いSDカードに注意!
  • データ転送速度が異様に遅い場合は注意!
  • 容量検証ソフトを使ってエラーが出たらアウト!

特にフリマアプリでは、大容量のMicroSDカードは容量偽装されたものが大半という無法地帯となっています。

たとえ大手メーカーを名乗っているものであっても、外観なんて印刷次第ではなんとでも偽装出来てしまうので常に疑う姿勢を忘れないでください。

個人的にオススメのMicroSDカードの選び方は、Amazon等のレビュー件数が多く様々な方が豊富なデータ検証されている製品を購入することです。

やはり、このようなときに実際に使ってみた方の商品レビューというのは役に立ちます。

それでも不良品が混ざる可能性は0とは言えませんが、少なくともリスクを減らすことは十分可能です。

「検証する時間がなかなか取れない。」「PCを持っておらず、そもそも検証する機材がない」と言った方は、レビュー件数の多い出来るだけ信憑性の高い製品を選ぶようにしましょう。

間違っても、メルカリやラクマ等のフリマアプリからは購入しないように!

受取評価してしまうと返品も一切出来ませんからね!!

偉い人は言いました。メルカリは買う場所ではなく売る場所であると…。

まさか、こんなものまで売れるなんて…。

入らないとむしろ損!?

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