【ゲーミングワイヤレスヘッドホン特集】低遅延で音抜けが良い「Avantree Audition Pro」をレビュー!【aptX-LL対応】

こんにちは!KOHAKUです!

Bluetoothイヤホン、ヘッドホンでも遅延を気にせずにゲームがしたい!

ケーブルの煩わしさを意識せずにワイヤレスで音楽を聞いたり動画をみたりと、利便性が高いのがBluetoothの魅力的です。最近では有線派の僕ももっぱらワイヤレスの虜。イヤホンもスマホの充電も全部ワイヤレス。

しかし、みなさんもご存知の通り”Bluetooth”って映像と音のズレがめちゃくちゃ酷いんですよね。もちろんゲームなんてまともにできたもんじゃないです。敏感な人なら動画を見るのだって口元と声のズレに違和感を感じてる人もいるんじゃないかな。まぁ普通の人ならBluetoothイヤホンやヘッドホンって『音楽を聴くためのもの』という印象を持っているのが大半だと思います。

でも、実は”Bluetooth”って使用するコーデック次第で、音ズレをほぼ無くすことができるって知ってましたか?

今回は、Bluetooth製品の中でも特に低遅延を実現している【ゲーミングワイヤレスイヤホン・ヘッドホン】を特集としてどんどんご紹介していこうと思います!

 

人間では感知できないほど低遅延の「aptX-LL」とは?

そもそも、人間が音と映像のズレを認知するのが約20ms(0.02秒)と言われており、「あれ、音が少しズレてね?」と感じるのが40ms(0.04秒)以上と言われています。

つまり、遅延40msが人間が音ズレを許容できるギリギリのラインで、これ以上になると映像が流れたあとに音が追いかける『追っかけっこ』状態になります。Bluetoothイヤホン・ヘッドホンを使って音ゲーやアクションゲームが難しいのは遅延が40ms以上あるからです。

Bluetoothオーディオを利用している方なら一度は音ズレを感じたことがあるはず。Bluetoothが普及するに連れて、その不満も大きくなっていきました。

そこで新たに開発されたのが、レイテンシーを極限まで抑えつつ高音質化を実現した「aptX-Low Latency」(通称:aptX-LL)というBluetoothコーデックです。

Bluetoothコーデックとは、音声を圧縮する方式で、音ズレや音質に直結する非常に重要な要素です。

例えば、みなさんがよく愛用している「iPhone」のBluetoothコーデックは「AAC」です。この遅延が約120ms(0.12秒)。先ほど記載したように遅延は40msを超えると音が映像を追いかける形となるので、iPhoneはその3倍の音ズレが発生していることになります。そりゃあゲームなんてできないわけだ。

 

それに比べて、”aptX-LL”の遅延は許容範囲ギリギリの約40ms(0.04秒)に留まっています。人間の反射神経の限界が約0.2秒と言われてますので、0.04秒なら早押しゲームなら余裕で全世界1位取れちゃいますね。

ゲーミングBluetoothイヤホン・ヘッドホンに必須となるのが何よりも遅延対策です。Bluetoothオーディオで『ゲーミング』を名乗るなら、低遅延の”aptX-LL”コーデックに対応しているかが最低条件と言えるでしょう。

 

 

「aptX-LL」に対応しつつ軽快なサウンドが特徴的な「Avantree Audition Pro」

さて、前置きはこの辺りにして、いよいよゲーミングBluetoothヘッドホンの「Avantree Audition Pro」の登場です!

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Avantree

「Avantree Audition Pro」はAvantreeという海外メーカーから発売された”aptX-LL”対応のBluetooth4.1ヘッドホンです。最近流行りのノイキャンは搭載されていませんが、軽快な装着感に抜けの良い高音、ワンタッチでペアリングできるNFC機能など快適性の高さが高く評価されています。

また、”aptX-LL”自体が比較的最近のBluetoothコーデックなので、まだまだ対応している製品が少ないのが現状です。iPhoneなどの主要スマホが対応してくれたら爆発的に流行ると思うんですけどね。実際に「PUBG」などのFPSの影響でスマホゲーマーは相当数増えていますし、各社メーカーは重い腰を上げてくれないのが不思議でたまりません。需要しかないのに。

ゲーミング○○の需要はビジネススケールで見てももはや無視できないレベル…って、話が脱線しそうなのでこの辺にしておきましょう(笑)

では、まずは「Avantree Audition Pro」の外観から見ていきましょう!

付属品は「専用ポーチ,充電用MicroUSBケーブル,有線ステレオケーブル,取扱説明書」といたって標準的。とりわけ特別感はありませんが、必要最低限といった感じです。説明書は英語だけなのであくまでも海外製って感じですね。

L側のハウジングには音量調整と再生停止ボタンが配置。これも割と標準的なBluetoothヘッドホンといった感じですね。シリコンのようなポリカーボネイトのような絶妙な質感はなかなか良好です。

R側のハウジングには特にボタンや端子はありません。どうでもいいですが「Avantree」のロゴが某スマホメーカーっぽくてアレな感じ。

L側のハウジング下部には充電用のMicroUSB端子と3.5mmステレオ端子が搭載。充電はUSB-Cじゃないのが残念ですが、ヘッドホン自体が”Bluetooth4.1”と若干規格が古いのでこれは仕方ないかもしれません。

3.5mmステレオジャックを使って有線接続すれば、スマホの音楽やゲーム音声を遅延なく楽しむことができます。まぁこれは有線だから当たり前だね。

ヘッドホンは折りたたみ式なので割とコンパクトに纏まります。専用ポーチを使わなくても直接バッグにぶち込んでおいたほうが省スペースな気がする。

 

aptX-LLでゲーム機と接続してみる

実際にBluetoothを使ってゲーム機と接続してみます。今回使用するのはニンテンドースイッチにBluetoothトランスミッターを組み合わせたものです。

ペアリング方法は再生ボタンを長押しして電源を入れてから、そのまま5秒程ボタンを押しっぱなしにするだけ。その後ペアリングモードに入るので接続したいデバイスとペアリングします。この辺りは一般的なBluetoothヘッドホンの接続方法と同じなので特に迷うことはないはず。

接続状況のインジケーターです。この写真のように「LL」のマークが点灯している場合は無事に”aptX-LL”で接続できています。

 

実際にゲームをプレイした感想としては、ものすごーーーーく意識しなければ遅延があることすら感じないレベルで快適です。試しに「太鼓の達人」をプレイしてみましたが、特に音ズレを感じることなくとても快適に遊べました。

十分すぎるほどの実用性です。ゲーム用のBluetoothヘッドホンなら”aptX-LL”を買っておけば間違いないですね。

ちなみに、ニンテンドースイッチに装着しているBluetoothトランスミッターも合わせて気になっている方は、以前のレビュー記事をご覧ください。

 

「Avantree Audition Pro」の音質は高音寄り

さて、遅延についての検証は終わりましたので続いて音質です。あくまでも低遅延がウリってだけで本質はヘッドホンですからね。音の傾向は非常に重要です。

まず、最初にお伝えしたいことは「Avantree Audition Pro」はヘッドホンでありながらカナル型イヤホンのようにフィットによってかなり音色が変わります。というか、僕の頭ではヘッドホンが浮き気味でしっかりフィットしなかったです。フィッティングの悪いヘッドホンはイヤーパッドの密閉度が落ちるので低音が抜けやすくなり、結果的に高音ばかりが目立ち迫力に欠ける状態になってしまいました。

今度は両手でハウジングを押さえて無理やり密閉してみます。多少低音が聞こえやすくなりますが、それでもやはり高音が強いことに変わりはありませんでした。

かと言って、音の解像感が高いのかと言えばそうでもなく、輪郭はシャープだけど粗が目立つ感じ。透明感はあるけど繊細さに今ひとつ欠ける印象を受けました。

中音域から高音域の立ち上がりは良いんですけどね。まるでステータスを中途半端に振ったキャラクターのような、尖りきれてない立ち位置のヘッドホンといった感じです。

せめてフィット感が良ければなぁ。金額の割にはちょっとお得感がないのは否めません。

高音域 ★★★★☆
中音域 ★★★☆☆
低音域 ★★☆☆☆

 

ゲーム用途としてはオススメ!音楽用としてはいまいち!

ただ、このヘッドホンの特徴はそこそこ手軽な金額で遅延の少ない”aptX-LL”の環境が手に入ることです。「音質よりも遅延対策が第一!音楽なんて聞かないぜー!」と完全にゲーミング用途に絞って考えるなら、刺さる人には刺さると思います。

個人的にはもう少し出して他のヘッドホンを選びそうですが、確かに価格面を考慮するなら選択肢としては全然ありだと思います。

デザイン面は文句なしにオシャレで格好いいんですけどね。ただ、若干クセがあるというか「低遅延ヘッドホンでどれがいい?」と聞かれても真っ先に候補として上がるものではないですね。

高音の抜けの良さと、軽快な装着感(低音は出ないけど)はハマる人にはハマると思いますので、低遅延Bluetoothヘッドホンが気になっている方は一度試してみる価値はあると思います!

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