目次

ニンテンドースイッチでお気に入りのBluetoothイヤホンを使ってゲームがしたい!
モバイル端末と言えばBluetooth対応が当たり前の今日この頃ですが、残念ながらニンテンドースイッチはBluetoothイヤホンやヘッドホンには対応していません。
ニンテンドースイッチのBluetooth機能は、コントローラーやキーボードなどの入力機器のみの対応となっているので、いわゆる”Bluetoothオーディオ”には対応していないんですよね…。
しかし、ニンテンドースイッチでもBluetoothオーディオを使用する唯一の方法があります。
それが、USB-C端子を使用した「USBオーディオ」を使用すること。
分かりやすく説明すると、ニンテンドースイッチのUSB-C端子にBluetoothオーディオ搭載の送信機を装着することで、間接的にBluetoothオーディオが使えるようになるんです!
Bluetoothオーディオに対応した送信機はいくつか販売されていますが、その中でも特にオススメなのがニンテンドースイッチ専用に設計された超コンパクトなBluetoothオーディオトランスミッターです。
一言でいうと:スイッチ一体型のBluetoothトランスミッター
価格:約3,500円
○良いところ:低遅延の「AptX LL」に対応。挿すだけで使える。2台同時接続。
×気になるところ:充電しながら使用できない。
ニンテンドースイッチでもBluetoothイヤホンやヘッドホンが使える!
Bluetoothトランスミッターを使用することで、ニンテンドースイッチでもBluetoothイヤホンやヘッドホンを使用することができます。
しかも、この製品は通信範囲と通信速度が高速化された最新のBluetooth5.0に対応しており、人の耳では遅延を感じないレベルの音声コーデック「AptX LL」に対応しています。音と映像のズレが致命的なゲームタイトル「スプラトゥーン」や「フォートナイト」などのFPSでも快適なプレイが可能です。
↓これだけ変わります。
AACとaptX-LLの遅延比較動画。
AACは露骨にワンテンポ遅れるので音がノーツに追いついておらずプレイし辛い。
一方、aptX-LLは殆ど遅延は感じられない。 pic.twitter.com/AeyRAarxbJ— 琥珀💎@VRChat【VRブロガー】 (@kohaku_games_vr) November 9, 2019

また、製品自体に別途で電源やバッテリーは必要なく、本体を挿すだけでニンテンドースイッチから電力を供給して動きます。
さらに、二台同時接続にも対応しているので、友達や家族など2人でプレイするときでも2つのBluetoothイヤホンやヘッドホンを同時に接続してゲーム音を鳴らすことができます。(ただし、この場合はSBC接続になるので音はズレやすくなります。)
まるで装着していないかのようなデザイン性の高さ
それではこの製品をじっくり見ていきたいところですが、まず注目すべきはデザイン性の優秀さ!
このBluetoothトランスミッターは、ニンテンドースイッチの外観を沿うようなデザインになっているので、まるでこれがスイッチの一部というレベルまでの一体感を実現しています。

本体下側にちょこっと出っ張っているのがこのBluetoothトランスミッターです。
どうですか?ほとんど目立ちませんよね!
この手の製品では定番ともいえるのが「BT-W2」ですが、こちらの場合では変換コネクターが下側に大きく出っ張る形となり凄く邪魔だったんですよね…。しかもプレイ中に出っ張りが引っかかるし、スタンドなどに立てかけることもできませんからね。
その点、この製品は極薄の出っ張りも最小限に留められているので、そのような心配もなく超快適にプレイできます!
これはニンテンドースイッチにとっては理想的なデザインと言えますね!
外観を詳しくチェック!
では、ここから開封からペアリング方法を詳しく見ていきましょう!

化粧箱はプラスチックの容器で意外としっかりしています。

中身はBluetoothトランスミッターと、通常のUSB-A端子にも使用できるアダプター付きです。

本体とアダプターの拡大

形状がおかしいなと思ったら、ケースになっていたんですねw

ニンテンドースイッチ本体にBluetoothトランスミッターを挿すとこんな感じ。挿すだけで自動的にUSBオーディオとして認識するので特に切り替え作業は必要ありません。このときに本体のスピーカーから音が出なくなるのを確認してください。

同時に、Switchの画面の左上にUSB音量のマークが表示されます。この表示が出たら正常に接続されています。
Bluetoothイヤホンやヘッドホンとのペアリング方法

本体の左右端には「A」「B」と書かれたボタンがあり、それぞれがBluetoothイヤホンやヘッドホンとペアリングするためのボタンとなっています。
使い方は簡単で、ペアリングしたいボタンを長押しすることでトランスミッター側がペアリングモードになりますので、あとは接続したいBluetoothイヤホンを同じくペアリングモードにしてペアリングするだけです。
ペアリング方法としては特別難しいものではなく、ごく一般的な方法なので特に迷うことはないと思います。

正常にBluetoothイヤホンに接続できればボタン下にあるLEDが点灯します。同時に接続された音声コーデックに応じたLEDが点灯しますので、今どのコーデックで接続されているかを目視で確認することができます。

今回は低遅延の「AptX LL」で接続しました。一番右側の「LL」のライトが点灯しているのが分かると思います。接続が完了したらイヤホン、もしくはヘッドホンから正常に音が出ているか確認してください。

また、「B」ボタンも同様にペアリングすることで二台同時に音声を出力することができます。ゲーム以外にもSwitchを使って2人でYouTubeを見る場合にも便利かもしれませんね!

Switchドックに使用すればTVモードでも使用できる!
あと、本体に付属されているUSB-CをUSB-Aに変換するアダプターを使用すれば、Switchドックの「TVモード」でプレイするときでも、Bluetoothイヤホンやヘッドホンを使用することができるようになります。

写真は純正ドックではありませんが、接続イメージは大体こんな感じです。横にアダプターが飛び出すので少々不格好にはなりますが、携帯モードとは違いプレイ時の邪魔にもなりませんし、なかなかいい感じです。
こちらも特にややこしい設定はなく、ただ挿すだけで使えます。手軽で最高ですよ!
今まで使っていた「BT-W2」とは何だったのか…。あちらはPS4に特化しているので使い分けるといいかもしれませんね。
接続性に関しては特に不具合もなく快適に動作しています。個人的にはなかなかオススメですよー!
気になる点
使っていて気になる点があるとすれば、Bluetoothトランスミッター使用時にSwitch本体の充電ができないことでしょうね。
2時間も3時間も立て続けにプレイするときは、途中で通常のイヤホンに変更するか、充電のために一度プレイを中断しなければならずちょっと不便でした。
まぁ連続3時間もプレイするのは目に負担が掛かりますし、休憩がてら充電すればそれほど気にありませんけどね。
あと、イヤホンの相性がそこそこあるような気がします。僕の環境化では2つのイヤホンで途中でプツっというノイズが数回発生しました。Bluetooth5.0で繋いでいたんですけどね。チップセットの性能はそこまで良くないのかもしれません。
以上の点に目を瞑ることができるなら使い勝手は最高なので、非常に使いやすいBluetoothトランスミッターだと思います!
まとめ
以上、ニンテンドースイッチでBluetoothイヤホンやヘッドホンが使用できるようになる、超コンパクトなBluetoothトランスミッターをレビューしてきました!
しかしまぁ、よくこの小さな筐体に機能を詰め込んだものです。だってこのちっちゃいのを挿すだけでお気に入りのBluetoothイヤホンやヘッドホンを使うことができちゃうんですよ?この恩恵はめちゃくちゃデカイですよ。
ニンテンドースイッチにはイヤホン端子も付いていますが、この端子が本体の上側にあるのでプレイ中にケーブルが画面の上に乗っかって地味に邪魔だったんですよね…。これが無くなるだけでも相当快適になりますよ。
スマートフォンはワイヤレス化が進んでいますが、ゲーム機であるニンテンドースイッチでもその快適性を手に入れてみませんか?
気になる方は、是非一度チェックしてみてくださいね!