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先日公開した記事「Powerbeats Pro」よりも良い?ソニー「WF-1000XM3」を1週間使ってみての購入レビュー!で比較対象として登場した「Powerbeats Pro」ですが、今回はこっちが主役!
ということで、今回は「Powerbeats Pro」を購入して感じたことをお話しようと思います。
一言でいうと:AirPodsの完全上位互換イヤホン
価格:27,000円前後
○良いところ:フィット感が抜群!音ゲー以外ならゲームも余裕の低遅延!
×気になるところ:本体がゴツい。充電ケースもゴツい。
勘違いされるといけないので最初に言っておきますが「Powerbeats Pro」は完全ワイヤレスイヤホンの中でも最高レベルの名機です。
以前の記事で「音質はWF-1000XM3には勝てない!」と揶揄したことで、Powerbeats Proは微妙なのかと思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、僕が言いたかったのは本機には「WF-1000XM3」の比較対象になるだけの価値があるということです。
そもそも、Amazonなどでよく見かける10,000円前後のミドルクラスのイヤホンとは根本的なスペックが違いますからね。
三国志に例えるなら「WF-1000XM3」が呂布なら「Powerbeats Pro」は関羽的な、完全ワイヤレスイヤホン業界では知略溢れる戦いが繰り広げられているみたいなそんな感じですw
どちらも優劣を付け難い…。そんな均衡したスペックを兼ね揃えているのが両機であり、同時に些細な違いが購入意思を左右する決定打となりうるわけです!

今年はどれを買うか迷うほどレベルの高いイヤホンが登場しているので、個人的にはワクワクが止まりませんw
「Powerbeats Pro」の主なメリット
さて、ではさっそく「Powerbeats Pro」の注目すべき特徴を一つずつ見ていきましょう!
まず、本機の一番の特徴とも言えるのがH1チップによってアップル製品との互換性が極限まで高められていることです。
iPhoneやiPad,Macをお持ちの方であれば、ペアリング自体は充電ケースを開けて「接続」を選ぶだけで完了します。
また、接続状況はiCloud経由で共有されているので、アップル製品同士であれば切り替えもAirPlayを使ってワンクリックで楽に行うことが出来るようになっています。

アップル製品を使っている方にとっては、この快適性は「WF-1000XM3」では決して得られない大きなメリットだと言えるでしょう。
尖った使い方をしないなら、Powerbeats Proを買ったほうが総合満足度は高いと感じるかもしれませんね。
それだけH1チップの存在は大きいです。
なにせワンタップで複数のアップル端末を行き来できる快適性は、他のイヤホンでは決して得られないですからね!
iPhoneやiPadなどのアップル端末を複数持っている方は、ワンタップで音声切り替えが出来るH1チップの恩恵を一度は味わってほしいところです。

ゲームも普通にプレイ出来る!すばらしき低遅延化を実現!
H1チップの特徴を更に掘り下げていくと、従来のW1チップよりもレイテンシー(遅延)が30%も低減させることも見過ごせない特徴の一つ!
詳しくは第二世代・新型AirPodsで音ゲーは出来るの?デレステとガルパで遅延テストをやってみた!で詳しく検証しているのですが、結論から言うとiPhoneでゲームをする際に、音ゲーなどのタイミングがシビアなゲームでなければ特に遅延を気にすることなくプレイすることが可能となりました!
体感的にはAptX LLとほぼ同等レベルまで遅延が抑えられています。
これにより、従来からの常識であった完全ワイヤレスイヤホン特有の音ズレを気にせずにゲームをプレイすることが可能となりました。
「音を出すと周囲の人の迷惑になっちゃう…」と通勤通学中にiPhoneでのゲームを自粛していた方も、H1チップ搭載の「Powerbeats Pro」であればかなりガッツリとプレイ出来ちゃうので、これは相当ポイントが高いです!
遅延の有無を最優先に考えている方は迷わず「Powerbeats Pro」を購入しましょう!
それほどまでに「WF-1000XM3」は他を圧倒する低遅延を実現している機種だと断言できます!

アクティブに動いてもフィッティングが全くズレない!
続いて触れておきたいのが「WF-1000XM3」にはないフィット感の良さです!
「Powerbeats Pro」はカナル型特有の耳の形状に引っ掛けて固定するだけではなく、耳の外側にも掛けられるイヤーフックのおかげで飛んでも跳ねても外れない高い装着感を実現しています。

この装着感というか固定感が文句の付けようもなく素晴らしく、スポーツ以外にも車のメンテナンスで車体に潜り込んだり、無理な体勢でも全く外れません。
個人的には一番感動しているかも。とにかく凄く重宝しています!
逆に「WF-1000XM3」では少し無理な体制をするとすぐにポロポロ外れていたので、ながら作業を頻繁にする方なら間違いなく「Powerbeats Pro」を購入した方がストレスを感じることは無いでしょうね。
遮音性に関してもカナル型かつフィット感の優れる「Powerbeats Pro」はノイズキャンセリングこそ付いてないものの、かなり外音を遮断してくれます。
さすがに工事現場の音をかき消す程ではありませんが、生活音やテレビの音くらいなら気にならない程度の遮音性は十分ありますので、余程のことでなければ困ることはないと感じました。
AirPodsの完全上位互換と言える鮮明な音質

続いて、比較するのが音質です。
「Powerbeats Pro」よりも良い?ソニー「WF-1000XM3」を1週間使ってみての購入レビュー!でもご紹介したように、音質については残念ながら「WF-1000XM3」には一歩及ばないと感じてしまいます…。
とは言え、同じW2チップを搭載しているAirPodsと比べると、音の鮮明感、レンジ幅の広さ、高音の伸びなど明らかに良くなっているのも確かなので、これに限って言えば完全上位互換と言ってしまってもいいでしょう。
特にBeatsならではの中低音の音の深み、なめらかさや温かみは本機にしか出せない音色なので、好きな人は普通にドハマりしてしまうと思います。
音質の好きずきは個人の好みによって大きく左右されるので、スッキリとメリハリの効いた音が好みなら「WF-1000XM3」
深みのある中低音を楽しみたいなら「Powerbeats Pro」と、製品を購入する際の参考にしてみてください。
いずれにせよ、『好み』の一言だけでひとえに切り捨ててしまうには本当に惜しいサウンドです…。
高音域 | ★★★★☆ |
中音域 | ★★★★★ |
低音域 | ★★★★★ |

イヤホンも充電ケースもかなりゴツい
さてさて、これまでメリットばかりを挙げてきましたがここで僕が実際に使っていて気になった点もお伝えしておきましょう。
「Powerbeats Pro」の弱点とは…
イヤホン本体と充電ケースがとにかくゴツいことです!


これ、多分みなさんが思っている以上に大きいですよw
とにかくデカイ。デカイというか厚みが半端ないw
大体、iPhone5枚分くらいかな?
アメリカンサイズというか何というか、僕はよくアウターのポケットにイヤホンを入れて持ち歩くのですが、小さめのポケットだと普通に入り切らないですからね…。
その点「WF-1000XM3」はコンパクトとは言い難いとしても、もう少し小ぶりな設計になっています。
携帯性や持ち運びを重視するなら断然「WF-1000XM3」に軍配が上がりますね。
というか、アウトドアやスポーツなどアクティブ環境下で使用することを想定しているなら、もう少しコンパクトに出来んかったのかなぁっというのが本音です…。

フィット感重視で低遅延を求めるなら迷わずこっち
以上「Powerbeats Pro」のメリットと気になる点を「WF-1000XM3」と比較しながらレビューしてきました!
最後にこれらの点を簡単にまとめてみましょう。
ポイント!
- フィット感重視なら間違いなく「Powerbeats Pro」
- 低遅延でゲームをやるなら間違いなく「Powerbeats Pro」
- 音質は中低音寄り
- イヤホンも充電ケースもでかい
上記にもあります通り、総評としてはフィット感と低遅延を重視するなら迷わず「Powerbeats Pro」
音質を重視する方やノイズキャンセリングが欲しい、静音性を求める方は「WF-1000XM3」を購入されると幸せになれると感じました!
ただ、使用するデバイスがアップル製品以外の場合は低遅延化のメリット受けることが出来ないので「WF-1000XM3」を選んだほうが総合満足度は高いと思います。
いずれにせよ、両機とも非常にクオリティの高いイヤホンであることは間違いないので、視聴できる環境があるなら一度量販店などで視聴されることをオススメします!
どちらも甲乙付け難い…。今年の完全ワイヤレスイヤホン達は本当に購入者を困らせてくるから厄介ですねw
永遠のライバル「WF-1000XM3」のレビュー記事はこちら:「Powerbeats Pro」よりも良い?ソニー「WF-1000XM3」を1週間使ってみての購入レビュー!

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